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国内最大規模の義肢装具製作所 川村義肢株式会社

ウミガメの人工ヒレを作って話題になった会社がある。大東市を代表するものづくり企業の一つ、川村義肢だ。全国に義手や義足の会社は約700社あるといわれるなかで、同社は国内最大規模の義肢装具製作所。最近ではプロレス用の義足を製作したことが、ニュースになった。

同社のすごいところは、その技術力。「オーダーメイド。その方の希望に寄り添いながら作っています」。会社見学を担当する同社事業開発本部の高陽(たかひ)暁美さんは、そう説明する。

 

例えば、義足のまま温泉に入りたいという希望に応えたのが、温泉用の義足。湯船のなかで義足が浮いてしまわないよう、義足の側面にある片方の穴からお湯が入ったらもう片方の穴から出るように工夫されている。温泉の床で滑らないよう、滑り止めを付ける配慮も。おしゃれを楽しむことができる義足、走ることをあきらめなくていいスポーツ用の義足など、利用者があきらめなくていい製品を提案している。同社には業界最大級の工場もあり、見学することができる。新型コロナウイルスの感染拡大により、リアルの見学は休止しているが、それまでは国内外から年間2000~3000人が訪れていたそうだ。

現在は、Zoomのアプリケーションを活用し、オンライン見学を実施。義手や義足、装具の製造過程を見学することができる工場から、古い義足や貴重な資料を展示する歴史展示室、車いすや福祉用具を展示するショールームまで、ガイドがタブレットを手に案内してくれる。「オンライン見学は、来社せずにすむので、時間、費用、障がいの有無など壁が取り除かれだれでも、気軽に参加できます。対面でできないことは双方向機能を利用しクイズや動画でわかりやすく反映できたことはオンライン見学のメリットになっています」と高陽さん。

展示してある義足の中には竹で作られているもののほか、鉄、アルミ、セルロイドなどで作られている義足があり、義肢装具の長い歴史に触れることもできる。オンライン見学には、これまでに1000人ほどが参加しているという。
夏休みにも特別見学会を企画中。「多くの方々に大東市で働く魅力をお伝えできたらと思っています。」

同社は、ものづくりにとどまらず、大東市の目標である「健康になれるまちづくり」にも取り組んでいる。案内係をつとめる高陽さんも「コロナ以前から働きやすい環境が整っていましたが、コロナ禍で働き方の多様性が急加速したように思います。子育て、介護をしながらでも在宅勤務を利用することで普通に仕事ができます。見学案内も在宅で行うことができるようになり、コロナ以前とは違う取り組みを模索しながら、多くのスタッフと一緒に常にチャレンジする日々です」と満足そう。

平成30(2018)年に大東市と包括連携協定を締結。ショールームで「大東元気でまっせ体操」「スニーカータップダンス教室」「ヨガ教室」を実施したり、近くの公園でノルディックウォークの体験会を開いたりするなど、健康の増進にも貢献している。ほかにも、大東市は東京2020パラリンピックのコロンビアのホストタウンにもなっている。川村義肢もパラアスリートのシート製作などもしているため、同市とともにパラアスリートを応援している。

 

川村義肢株式会社
https://www.kawamura-gishi.co.jp/

DAITO-SHIMBUN事務局

この記事はこちらの総合戦略に関する記事です

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